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ANDREWそのときの会話では「『ADMIRE』みたいにリフで攻める曲を作ってよ」ってYOSHIHIROくんに言ってたけど。実際、ちょっとずつ曲を作ってくれてたよね?

ANTON1曲、データで送ってきてくれたよね。その後3〜4年寝かされてたけど(笑)。

masasucks「16years」やね。

ANTONみんな、「大したことない曲やな」って当時は思ったんですよ。

masasucksボツにしてやろうと心の底から思って、4年間ずっと「これはボツやろ」って言い続けていたんですけど、ANTONが歌を入れだしたらホロっときてしまって(笑)。

ANDREWずっと「ボツだ」って言ってたのに、急に「これはいい曲だねぇ」って言い出して(笑)。

-- ほかの曲は?

YOSHIHIROちょこちょこ作ってはいました。1ヵ月に1曲とか、3ヵ月空いて2曲連続して送ったり。それで曲が溜まってきて、ようやくアルバムのかたちになりそうだなってなってから、頑張ってまた作り出して。

ANTON10曲集まった段階で3ヵ月先くらいにスタジオを押さえたんだよね。そうしないと録る気配がまったくなかったから。そしたら尻に火がついて。

-- 曲は基本、YOSHIHIROさんが作っているんですか?

ANDREWフロント3人とも曲を作るんですけど、今回は7割方、YOSHIHIROくんがもってきたのかな。基本的にはギターと宇宙語の歌が入ったものがデータで送られてくるんですよ。そこにオレがドラムを打ち込んで送り返すっていうやり方が多かったですね。そこからおのおのがイメージを膨らませていって。

YOSHIHIROスタジオでみんなで作ったものもありますし。

ANDREW masasucksはドラムも入れたものを作ってきて。あとはRADIOTSでボツった曲が1曲。

ANTON……ん?

masasucks「FULLSCRATCHのために作った」って言い張ってたけど(笑)。

ANTONちゃんとオレが歌うのをイメージして作ったんや。

masasucks最後までみんなが手を付けようとしなかったね(笑)。

-- しかし全曲、王道的なキャッチーさがあって粒揃いですよね。それこそファースト・アルバムだったらポンポンできるかもしれないですけど、やっぱり枯渇もしていくでしょうし。なかなかできないことだと思いますよ。

YOSHIHIROぼくはそんなに意識してなかったんですけど。逆にいえばキャッチーなものしか作れないのかもしれないですね。まぁ、3〜4年も作っていたんで。いいメロディーが思い付いたら残しておいて、少しずつ曲にしていきました。

-- もともと影響を受けたものとしてはどの辺が大きいんですか? 全体的には90年代のアメリカ西海岸のメロディック、Fat Wreck Chords系の匂いがありますけど。

YOSHIHIROうん、個人的にはいろいろあるとは思うんですけど、バンド的にはそうですね。NOFXをよく聴いていたんで。

ANTON最初のきっかけはそんな感じですね。NOFXカッコええな〜、こんなんやってみたいなって。たぶんそんな簡単なきっかけですよ。

-- FULLSCRATCHが結成された1997年当時はハイスタを筆頭に、日本でもそういう音が盛り上がっていましたよね。

YOSHIHIROハイスタのライブもよく観に行きましたね。20歳くらいのころかな。

ANTONめちゃめちゃ盛り上がってましたね。大阪のイベントとかもよう入ってました。

masasucks面白かったですね。ベイサイドジェニーで『SKATERS NITE』とか『RHYTHM RHYME & CORE』をやっていて。各地方からイケてるバンドがいっぱい集まって。

ANTON年齢的にはオレらとほとんど変わらなかったと思うんですけど、当時、オレらはまだ世に出ていなくて。天王寺で細々とやっていましたね。東京に出てきてCDを出してからですね、オレらは。